非公開 様
事前需要予測システム

プロジェクト概要
新製品や企画商品の販売をサポートするため、需要を事前に予測するシステムを開発しました。
このシステムでは、次の点を重視して設計を⾏いました
IT 環境の変化に柔軟に対応し、システムリスクを最⼩限に抑えること
既存システムの課題を改善し、データの正確性と操作性を向上させること
これにより、安⼼して活⽤できるシステムを実現しました。
課題・要望
システムに関して、以下のような課題がありました。
・システムの保存場所に関するリスク
社内の正式なデータ保存先はマイクロソフトの「シェアポイント」という共有フォルダですが、ここでシステムが利⽤しているプログラム(VBA)が正常に動作
しないリスクがありました。
システムの動作に影響を受けない保存先は「個⼈フォルダ」のみですが、これは共有やチームでの作業には向いていません。
またシステムのデータや集計結果の保存先が特定の1 名の社員のPC に依存しており、リスクが⾼い状況でした。
・システムのバージョンアップによる互換性の問題
このシステムは10 年近く前に作成されたものであり、新しいMicrosoft Office(Excel)のバージョンアップに伴い、⼀部の機能が動作しなくなる可能性があ
りました。
すでに、⼀部の機能が正常に動作していない状況でした。
施策・提案内容
業務効率化とリスク回避のため、以下の施策を提案しました。
・システムの保存場所を⾒直し
既存の「シェアポイント」ではシステムが正常に動作しないリスクがあるため、システムをクラウドなどの安定したネットワーク環境に移⾏します。
これにより、データの安全性と使いやすさを確保します。
・エクセルデータのやりとりを廃⽌
業務の中で発⽣するエクセルファイルのやりとりをなくし、システム上の操作だけで完結する仕組みを導⼊します。
これにより、メールでのエクセルデータの送受信やファイルのテンプレート管理の⼿間を削減できます。
・ ⼊⼒⽅法を柔軟に対応
⼊⼒は「直接システムに⼿⼊⼒する⽅法」と「エクセルテンプレートを使ってアップロードする⽅法」の両⽅を選べるようにします。
これにより、利⽤者の作業スタイルに応じて柔軟に対応可能です。
・ 集計結果の活⽤を簡単に
システムで⽣成された集計結果を、CSV 形式で出⼒できるようにします。
これにより、エクセルでの2次加⼯(データの加⼯や追加分析)が容易になり、業務効率が向上します。
導⼊効果・お客様の声
システムをシェアポイント以外の安定した環境に移⾏したことで、データ破損リスクや社内規定違反の懸念が解消され、業務の安定性が向上したかと思います。
⼊⼒⽅法として⼿⼊⼒とエクセルテンプレートのアップロードを選択可能にしたため、ユーザーの利便性の向上に繋がったと思います。
さらに、集計結果をエクセル形式で出⼒できる機能を追加したことで、柔軟なデータ加⼯やレポート作成が容易になり、全体的な業務効率化と運⽤コスト削減が実現しました。
システム構成図
開発⾔語・SaaS・サーバー構成等