非公開 様
PHP環境のインフラ改善
プロジェクト概要
私たちは、社内システムのインフラ改善とアプリケーション最適化を行いました。
具体的には、PHPのバージョンアップに伴うフレームワーク(Laravel)のバージョンアップ作業、それと同時にWindowsサーバからLinux(Ubuntu)へのOS移行を実施しました。
課題・要望
要望として、PHPでのバージョンアップに伴うフレームワーク(Laravel)のバージョンアップ、それに伴いサーバーのOS移行も実施しました。
Windowsサーバでのライセンスの問題等により、PHPの最新版への対応が難しくなっておりました。セキュリティの観点からもPHPやフレームワークを最新にする必要があり、今回を機にサーバのOSをLinuxに移行する事になりました。
これらの要望に応えるべく、現在のシステムの仕様を崩すことなく、PHPの仕様変更やLaravelの仕様変更に対応するためにソース全域での調査が必要です。サーバのOS移行においては、WindowsとLinux間でのデータの取扱い、特にファイル名やパスが問題なく切り替えが行えるかが課題でした。
施策・提案内容
作業を円滑に進めるために、3つのフェーズに分けて現状の把握からサーバーのOS移行やPHPのバージョンアップを実施いたしました。
調査フェーズ: 現在のシステム状態を詳細に分析し、各バージョンアップに対して必要な作業を明確にするための調査を実施しました。
バージョンアップフェーズ: 調査フェーズの結果に基づき、PHPのバージョンアップとLaravelのバージョンアップを段階的に進めました。移行したシステムについて、大量のテストを行う必要から、社内でテストツールを開発し、移行後の動作確認テストを実施しました。全システムの移行とそれに伴う全機能のテストを実施しました。
受け入れフェーズ: バージョンアップが完了後、クライアントのテスト環境にて受け入れテストを行い、最終確認が行われました。指摘された箇所に対して修正を実施しました。 それと同時に元のソースコードにおいてセキュリティ的改善点についても、提案・実装作業をすすめ、品質をさらに高めました。
大規模な案件でしたが、現状の把握から作業、確認までの進行を自社ツールの開発なども行い、円滑に進行することができました。バージョンアップ後には特に問題も起こることがなく、高い品質での納品ができました。
導入効果・お客様の声
大規模なサーバーのOS移行およびPHPのバージョンアップを実施しましたが、特に問題がおこることなく移行ができ、安心されていました。
さらにソースコードのセキュリティ診断も実施したことで、ソースコードレベルでのセキュリティの向上にも繋がったかと思います。