Webディレクターってどんな仕事?

こんにちは!

ディレクターの中山です。

私は未経験からWebディレクターになり、最初はわからないことばかりでしたが、
半年経った今では少しずつ業務にも慣れてきました。

今回は私もWebディレクターになる前に疑問に思っていた「Webディレクター」のお仕事についてお話しします。

ウェブサイトやオンラインプロジェクトを成功に導くために、Webディレクターがどのような役割を果たすのか、ご説明します。

Webディレクターとは

Webサイトの制作において、プロジェクトを指揮を行ったり、進行管理を担う職種です。クライアントより要望いただいた内容をもとに、エンジニアやデザイナーなどのWeb制作に関わるスタッフを統括し、プロジェクトを円滑に進める舵取り役といった立場であると言えます。

限られた予算や納期の中で、クライアントの要望に沿ったWebサイトを納品することが求められます。

Webディレクターの仕事内容

仕事内容は大きく3つに分かれます。

企画・提案

Webディレクターの仕事の一つとして、Webサイトの企画・提案があります。まず、クライアントからの要望やニーズを詳細にヒアリングし、ビジネスの目標やターゲットに合わせたWeb戦略を立案します。その後、提案書やプレゼンテーションを通じて、クライアントに提案内容を伝えます。
提案にあたっては課題解決がカギとなります。

例えば、ECサイトの改修を考える際、単純に売り上げを伸ばしたいのか、新規顧客を獲得したいのか、その目標に応じて提案内容は異なります。

プロジェクト進行管理

プロジェクト進行管理は、ウェブサイトやオンラインプロジェクトの開発プロセス全体を監督し、計画通りに進行します。

まず、プロジェクトの工数を算出し、各作業の期日やマイルストーンを設定します。これには、デザイン、開発、テスト、納品などの段階ごとのスケジュール管理が含まれます。スケジュールの管理を行う中で、クライアントやチームメンバーと念密な連絡をとり、進行状況や意見交換を行い、問題が発生した場合には適切な対応を行います。
納品を行う前には、品質基準を満たしていることを確認し、必要に応じて修正や改善を行います。

運用・更新

運用・更新は、制作したサイトの更新や集客のための施策、最新の情報が提供されるように維持管理を行います。

運用・管理の業務には以下のようなものがあります。

コンテンツ管理:
新しいコンテンツの追加や既存コンテンツの修正、削除などを行います。

技術的な運用:
サーバーの管理やセキュリティの確保、バックアップの実施など、ウェブサイトの安定稼働を確保するための措置を行います。

デザインの更新:
新しいデザインやレイアウトの導入や変更などを行い、ウェブサイトの魅力を維持します。

SEO対策の運用:
キーワードの最適化やメタタグの管理、コンテンツの最適化などを行い、ウェブサイトの検索結果上位表示を目指します。

ユーザー対応:
ウェブサイトの運用に関するユーザーからの問い合わせやフィードバックに対応します。

Webディレクターに必要な能力

Webディレクターには、さまざまな能力が必要です。

以下に、Webディレクターに必要な能力をリストアップしました。

コミュニケーション能力

チームメンバーやクライアントと円滑なコミュニケーションを取ることが重要です。要件や目標を明確に伝え、意見やフィードバックを受け入れる姿勢が求められます。

プロジェクト管理能力

タイムラインや予算を管理し、プロジェクトを効率的に進行させる能力が必要です。またチームをまとめることができることも重要です。

ウェブ技術の知識

ウェブサイトやオンラインプロジェクトの開発に関する基本的な知識が必要です。HTML、CSS、JavaScriptなどのウェブ技術について理解し、コーディングやデザインに関する知識があると有利です。

柔軟性と適応力

ウェブテクノロジーの変化が速いため、柔軟性と適応力が求められます。新しい技術やトレンドに対応し、常に学び続ける姿勢が重要です。

Webディレクターに有効な資格

Webディレクターに有効な資格は、以下のようなものがあります。

Web検定 Webディレクション

ウェブサイトやオンラインプロジェクトのディレクション、つまり指揮や進行管理に関する知識やスキルを評価する資格試験です。
この資格は、Webディレクターとしての能力を証明するためのものであり、ウェブサイトやオンラインプロジェクトの企画、制作、運営に関する幅広い知識や経験を持つことが求められます。

具体的には、以下のような領域に関する知識やスキルが評価されます。

ウェブプロジェクトマネジメント:
プロジェクトの計画立案、予算管理、リソース配分、スケジュール管理など、プロジェクトマネジメントに関する知識とスキルが求められます。

ウェブデザインと開発:
ウェブデザインやコーディング、CMS(コンテンツ管理システム)の利用など、ウェブサイトのデザインと開発に関する基本的な知識が必要です。

ウェブマーケティング:
SEO(検索エンジン最適化)、コンテンツマーケティング、SNSマーケティングなど、ウェブマーケティングに関する知識と戦略が評価されます。

ウェブ解析と改善:
Google Analyticsなどの解析ツールの利用や、分析結果に基づくウェブサイトの改善策の提案が求められます。

Web検定 Webリテラシー

インターネットやウェブサイトの基本的な知識やスキルを評価する資格試験です。
この資格は、ウェブを利用する上で必要な基本的な知識や技能を持っていることを証明することを目的としています。

具体的には、以下のような内容が評価されます。

ウェブの基本知識:
インターネットの仕組みや構成、ウェブサイトの基本的な構造や役割などに関する知識が問われます。

ウェブサイトの閲覧と検索:
ウェブブラウザの基本操作やウェブサイトの閲覧方法、キーワードを使ったウェブ検索の方法などが含まれます。

ウェブサイトのセキュリティ:
ウェブサイトのセキュリティに関する基本的な知識や、安全なウェブサイトの閲覧方法についての理解が求められます。

ウェブコミュニケーション:
ウェブ上でのメールやSNSの利用方法、オンラインフォームの入力方法など、ウェブを使ったコミュニケーションに関するスキルが評価されます。

ウェブサイトの情報評価:
ウェブサイトの信頼性や情報の信憑性を評価する能力が問われます。偽情報や誤情報を見分ける能力が求められます。

ITパスポート試験

情報処理技術者試験の一つであり、情報技術の基礎知識を持つことを証明するための資格試験です。
IPA(情報処理推進機構)が主催しており、日本国内で広く認知されています。

情報技術の基本的な知識やスキルに焦点を当てており、以下のような内容がテストされます。

コンピュータの基礎知識
ネットワークの基礎知識
データベースの基礎知識
ソフトウェアの基礎知識
インターネットやウェブに関する基礎知識

この試験を受験し、合格することで、情報技術に関する基本的な知識とスキルを持っていることを証明することができます。
また、ITパスポート試験の合格は、情報処理技術者試験の第一次試験(基本情報技術者試験)の受験資格を得るための要件の一つとなります。

ネットショップ実務士

日本で提供される資格の一つであり、ECサイトやネットショップの運営に関する実務知識やスキルを証明するための資格です。
この資格は、日本電子商取引事業振興協会(Jnet)が主催しています。

ネットショップ実務士の資格を取得するためには、以下のようなスキルや知識が必要とされます。

ECサイトの構築と運営:
ECサイトやネットショップの構築や運営に関する基本的な知識が求められます。これには、サイトのデザインやコンテンツ管理、注文処理、在庫管理などが含まれます。

顧客対応とサポート:
顧客とのコミュニケーションや問い合わせ対応、商品やサービスに関するサポートなど、顧客サービスに関するスキルが求められます。

マーケティングと広告:
ネットショップの集客や売上向上のためのマーケティングや広告に関する知識が必要です。これには、SEO対策、SNSマーケティング、広告配信などが含まれます。

法務とコンプライアンス:
ECサイトやネットショップの運営における法務やコンプライアンスに関する基本的な知識が求められます。これには、契約法や消費者保護法などの法律に関する理解が含まれます。

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